小説に興味を持ってから人生が楽しくなった

読書が苦手だった私が、五十歳を過ぎてから、急に読書が好きになった。そのおかげで人生が豊かになった気がする。これからもっと読書が好きになれるように、人生が楽しく豊かになるように

塗炭(とたん)の苦しみとは?

小杉健治さんの生還に出てきた言葉小説を読んでいると、はじめて目にする言葉にぶち当たります。 「あなたが身代わりになることで、真犯人に塗炭(とたん)の苦しみを与えてしまうことになりかねません。そのことを考えたことがありますか」 意味は?goo辞書で…

小杉健治さんの生還

あらすじ二十四年前の平成六年八月、悠木良二は妻美沙とレンタカーで飛騨川の渓谷に沿って国道四一号を走っていた。 途中で美沙が車酔いをして体調が悪くなり、一度車からおりることにした。狭い道で車を停めておくスペースがなかったので、悠木は美沙をおい…

小杉健治さんの罪なき子

あらすじ水木弁護士は事務員の戸田裕子と出掛けた『ボストン美術の至宝展』が開催されている東京都美術館で無差別殺人の現場に遭遇する。 犯人はすぐに取り押さえられた。 犯人は片瀬陽平で、動機は死刑になりたいからということだった。 そして、陽平の父親…

朴念仁(ぼくねんじん)とは?

小説に出てくる難しい言葉小説を読んでいると知らない言葉によくぶつかります。 今回は有川浩さんの旅猫リポートに出てきた朴念仁(ぼくねんじん)です。本文 悟が着くまでに、できるだけ片付けを終わらせておこう。機微を窺うのは苦手だが、コツコツ仕事を進…

炯眼(けいがん)とは?

小説を読んでると面白いほど、知らない単語にぶちあたる。 六十歳手前のこの歳まで見たことも聞いたこともない単語。 いや、もしかしたら見ているのかもしれないがスルーしてきたのかもしれない。 もしスルーしてきたのならもったいないなと思うし、本当には…

箴言(しんげん)とは?

小説を読んでいると、次から次へと自分の知らない言葉が出てきます。 今回は有川浩さんの旅猫リポートに出てきた箴言(しんげん)です。 本文 「ごめんね、先生、吉峯くんの寂しい気持ちを分かってあげられなくて」 どうやら自分の理想の教師像とうまく折り合…

有川浩さんの旅猫リポートに出てくる表現、描写

旅猫リポートposted with ヨメレバ有川 浩 講談社 2017年02月15日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle7nethonto ebookjapan 教室がざわめき、美人な担任の笑顔には動揺の大きな亀裂が入った。 午後の授業中、暑いなと思って校庭にふと目をやると、地面にゆら…

もう一度読み返したくなる小説 旅猫リポート 有川浩

書き出し 我輩は猫である。名前はまだ無い。 ーーと仰ったえらい猫がこの国にはいるそうだ。 その猫がどれほどえらかったのか知らないが、僕は名前があるという一点においてのみ、そのえらい猫に勝っている。 もっとも、その名前が気に入っているかどうかは…

三日月に「ありがと」

漫才ブームが巻きおこり、任天堂の携帯テレビゲーム、ゲームウォッチが発売された昭和五十年代後半、日本の車の生産台数が世界一になった。 『赤信号、みんなで渡ればこわくない』こんな台詞が生まれた時代だった。 将来に不安を感じることを知らない楽しい…

森沢明夫さんの水曜日の手紙

感想森沢明夫さんらしい作品で、胸が熱くなるシーンやほっこりするシーンがたくさんあってよかったのですが、幸せになるための法則が満載すぎて押し潰されそうに感じてしまいました。そう感じてしまう私は、心が荒んでいるのかもしれません。 特に、二章今井…

放擲(ほうてき)とは?

小説を読んでいて、知らない言葉に出くわすと、ついつい調べたくなります。 以前は、調べるのが面倒くさく、何となく意味がわかれば良いと思っていたのですが、最近は調べてしまいます。 今回は森沢明夫さんの水曜日の手紙に出てきた放擲(ほうてき)です。 「…

森沢明夫さんの水曜日の手紙に出てくる名言

水曜日の手紙posted with ヨメレバ森沢 明夫 KADOKAWA 2018年12月07日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle7nethonto ebookjapan 「直美さぁ、あんまり自分のことを『最悪』って言わない方がいいと思う」 「え……」 「だって、わたし、直美のこと最悪だなんて思…

森沢明夫さんの水曜日の手紙の表現、描写

水曜日の手紙posted with ヨメレバ森沢 明夫 KADOKAWA 2018年12月07日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle7nethonto ebookjapan 五月の緑風が、さらりと襟元を吹き抜けた。 無垢の木で作られた瀟洒(しょうしゃ)なカフェテラス席ーー。 豊かな香りのアールグレ…

天啓とは?

小杉健治小説に出てきた言葉「天啓」とは?小杉健治さんの二重裁判に出てきた天啓です。 その時、瀬能は古沢克彦の借金の三百万のことを考えていた。だから、事務員が古沢克彦の知り合いと告げた時、八方塞がりの道で助け船を出されたような気がした。いわば…

二重裁判 小杉健治

感想古い小説なので仕方ないですが、表現や描写が少し古く感じました。 しかし、小杉健治さんらしいサスペンスです。 あっと驚く展開に、この先、どうなるんだろうと推理しながら、後半はドンドン引き込まれていきます。 あらすじ秋場産業の創業者秋場茂一と…

小説を読んでる時に見つけた斟酌(しんしゃく)とは?

読書嫌いだった私が一年前からやたらと小説を読み出したものだから、知らない言葉にぶち当たりすぎる。 自分の無知さにあきれながら、ネットで言葉の意味を調べる。 活字が苦手で読むスピードが遅いのに、調べる度に中断し一段と遅くなる。 しかし、ゆっくり…

小説を読んでる時に見つけた含羞(がんしゅう)とは?

小説を読んでると、見たことない言葉にぶつかることがあります。昔は意味がわからなくても、そのまま読み進めていたのですが、最近は意味がわからないのが気持ち悪くて、調べるようになりました。 読書は中断してしまいますが、ちょっと寄り道して、調べると…

小説を読んでる時に見つけた奈辺(なへん)とは?

小説には普段使わない言葉が出てきます。その意味を調べながら読んでいると、時間はかかりますが、ストーリーの奥行きを感じることができたり、少し賢くなった気がします。 なので、私は読み進めたい気持ちをおさえて、ちょっと寄り道してしまいます。今読ん…

小説を読んでる時に見つけた傍目八目(おかめはちもく)とは?

小説に出てくる、普段あまり使わない言葉。何となく知ってるけど、他人に説明する勇気はない。 だから、この機会にと、小説で出会う度に調べるようにしています。 有川浩さんの県庁おもてなし課に出てきた傍目八目(おかめはちもく)です。 あーあ。あんた多紀…

小説を読んでる時に見つけた狷介(けんかい)とは?

有川浩さんの県庁おもてなし課に出てきた難しい言葉小説を読んでいると、普段使わない言葉にぶつかることがあります。 話の前後から、漢字から、何となくの意味は理解できるのですが、せっかくだから、調べてことにしました。 そうすることで、ひとつ賢くな…

おすすめ小説 県庁おもてなし課 有川浩

県庁おもてなし課posted with ヨメレバ有川浩 角川書店 2011年03月 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle7nethonto おすすめ理由が、多すぎる!さすが、有川浩さんです。面白くて、ためになって、感動しました。最初の『ことのはじまり』の『パンダ誘致論』から…

有川浩さんの県庁おもてなし課の表現、描写

有川浩さんの県庁おもてなし課から学ぶ、小説の表現、描写県庁おもてなし課posted with ヨメレバ有川浩 角川書店 2011年03月 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle7nethonto おもてなし課が発足して一ヶ月、ああでもないこうでもないと会議がワルツを踊っていた…

小説を読んでる時に見つけた憐憫(れんびん)とは? そこはかとないのは?

森沢明夫さんの大事なことほど小声でささやくに出てきた言葉 末次は屁の突っ張りにもならない虚勢を張って、ニヤリと笑ってやった。しかし、そんな自分自身にそこはかとない憐憫(れんびん)を感じたりもして、ついついグラスのワインをがぶりと呷(あお)った。…

小説を読んでる時に見つけた馥郁(ふくいく)とは?

森沢明夫さんの大事なことほど小声でささやくに出てきた言葉小説を読んでいると、知らない言葉にぶつかることがよくあります。 そんな難しい言葉を見つけるとワクワクして調べたくなります。 歳をとってから学びの楽しさがわかったようです。 今回出会った言…

おすすめ小説を読もう 大事なことほど小声でささやく 森沢明夫

おすすめ理由それぞれの章が短編になっていて読みやすかったです。 どの話もトレーニングジムに通う個性的なジム仲間たちの苦悩や闇を解決していくストーリーになっています。 誰もが経験したことがありそうな悩みで、共感できるところがたくさんあります。…

森沢明夫さんの「大事なことほど小声でささやく」の名言

「ねぇ奥さん、筋肉ってのはね、トレーニングで苛めて、苛めて、わざと傷をたくさんつけてやるの。そうすると筋肉痛が起きるけど、それでいいのよ。傷ついた筋肉は、治るときに以前よりも太く、強くなるから。これ、超回復っていうんだけどね」 「はあ……」 …

森沢明夫さんの「大事なことほど小声でささやく」の表現、描写

権田という巨漢が丸太のような首をねじって、ぬっとこちらに振り向いた。 大胸筋の迫力が半端なかった。まるでそれ自体が別個の生き物みたいにメリメリとうねり、皮膚の下の筋繊維の束が透けて見えるようだったのだ。 四角い顎と、張り出した頬骨と、意志の…

小説を読んでる時に見つけた闊達(かつたつ)とは?

小杉健治さんの宿命に出てきた言葉小説を読んでいると、読み方のわからない漢字や何となくしか意味がわからない言葉がたくさん出てきます。 そんな漢字や言葉に出合えることも、読書の魅力です。 漢字の読み方を調べてみたり、言葉の意味を理解しながら読書…

小説を読んでる時に見つけた凜冽(りんれつ)とは?

小杉健治さんの宿命に出てきた言葉小説のなかには普段使わない言葉、知らない言葉がたくさん出てきます。ストーリーの流れや漢字から何となく意味がわかるので、そのまま読み進めることがほとんどですが、たまに調べてみると少し利口になった気持ちになれま…

宿命 小杉健治

感想小杉健治さんの作品は裁判の尋問シーンが臨場感があって好きなのですが、この宿命には裁判シーンはなかったのが残念。 最後の以外な展開は小杉健治さんらしくてよかったのですが、少し無理があるような気もしました。 展開が早すぎてついていけなかった…