小説に興味を持ってから人生が楽しくなった

読書が苦手だった私が、五十歳を過ぎてから、急に読書が好きになった。そのおかげで人生が豊かになった気がする。これからもっと読書が好きになれるように、人生が楽しく豊かになるように

小説を楽しんでプラス

これまで活字が苦手で小説を読もうとしませんでした。それが今では小説が手元にないと物足りなくなっています。ある意味中毒になっています。挙げ句の果てには、自分でも小説を書きたいとまで思いだす始末です。そんな私が読んだ小説を紹介、私の書いた小説の紹介、私が小説を書く参考になりそうな表現を備忘録として残しています。

三日月に「ありがと」

漫才ブームが巻きおこり、任天堂の携帯テレビゲーム、ゲームウォッチが発売された昭和五十年代後半、日本の車の生産台数が世界一になった。 『赤信号、みんなで渡ればこわくない』こんな台詞が生まれた時代だった。 将来に不安を感じることを知らない楽しい…

森沢明夫さんの水曜日の手紙に出てくる名言

水曜日の手紙posted with ヨメレバ森沢 明夫 KADOKAWA 2018年12月07日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle7nethonto ebookjapan 「直美さぁ、あんまり自分のことを『最悪』って言わない方がいいと思う」 「え……」 「だって、わたし、直美のこと最悪だなんて思…

小説を読んでる時に見つけた斟酌(しんしゃく)とは?

読書嫌いだった私が一年前からやたらと小説を読み出したものだから、知らない言葉にぶち当たりすぎる。 自分の無知さにあきれながら、ネットで言葉の意味を調べる。 活字が苦手で読むスピードが遅いのに、調べる度に中断し一段と遅くなる。 しかし、ゆっくり…

小説を読んでる時に見つけた含羞(がんしゅう)とは?

小説を読んでると、見たことない言葉にぶつかることがあります。昔は意味がわからなくても、そのまま読み進めていたのですが、最近は意味がわからないのが気持ち悪くて、調べるようになりました。 読書は中断してしまいますが、ちょっと寄り道して、調べると…

森沢明夫さんの「大事なことほど小声でささやく」の名言

「ねぇ奥さん、筋肉ってのはね、トレーニングで苛めて、苛めて、わざと傷をたくさんつけてやるの。そうすると筋肉痛が起きるけど、それでいいのよ。傷ついた筋肉は、治るときに以前よりも太く、強くなるから。これ、超回復っていうんだけどね」 「はあ……」 …

小説を読んでる時に見つけた闊達(かつたつ)とは?

小杉健治さんの宿命に出てきた言葉小説を読んでいると、読み方のわからない漢字や何となくしか意味がわからない言葉がたくさん出てきます。 そんな漢字や言葉に出合えることも、読書の魅力です。 漢字の読み方を調べてみたり、言葉の意味を理解しながら読書…

ついに、ついに買ったぞ!ライトマン

夜中にこっそりと読書休みの前日、家族が寝静まってから、こっそりと読書をするのが楽しみになっています。唯一の一人の時間かな。 しかし、同じ部屋に家族が寝ているので、部屋を明るくすることができず、懐中電灯を引っ張りだして読書をしていました。 懐…

小説を読んでる時に見つけた敷艦(しきかん)とは?

小説に出てくる意味の知らない言葉小説を読んでいると、なんとなくストーリーの流れで意味はわかるが、詳しく知らない言葉がよくあります。 この敷艦(しきかん)も、そんな言葉です。これは、塩田武士さんの「罪の声」に出てきました。罪の声は、昭和の未解決…

小説を読んでる時に見つけた睥睨(へいげい)とは?

小説に出てくる難しい言葉小説には、普段使わない言葉が出てきて意味がわからないことがあります。 それを調べて理解できると嬉しくなります。自分が少し賢くなったなと思えます。 塩田武士さんの罪の声からです。罪の声は、昭和の未解決事件、グリコ森永事…

小説を読んでる時に見つけた矜持(きょうじ)とは?

小説に出てくる難しい言葉小説には、普段あまり使わない難しい言葉が出てきます。その言葉のおかげで、微妙なニュアンスを感じたり、文章に深みが出たりして、その小説に入り込んでしまいます。 しかし、その言葉の意味が理解出来ないまま、読み進めることも…

森沢明夫 ミーコの宝箱の名言集

森沢明夫作品は名言の宝庫森沢明夫さんは、作品を読んだ人に幸せを感じてほしいと思ってくれているのでしょう。 森沢明夫さんの作品は、どれもたくさんの名言がちりばめられていて、その言葉を噛み締めながら読んでいます。では、 「ミーコの宝箱」の名言を…

⑨婚カツ屋という名のちょっと変わった結婚相談所

www.syosetsu.work 屋敷史郎 墓参りの前に、事務所の掃除をした。窓ガラスを拭きながらこのビルの下の道路を覗いた。『焼鳥屋さち』の大将が箒とちりとりを持っている姿が見えた。毎日この地域の清掃をしている。大将は自分の店だけではなく、この地域を盛り…

366番のバレンタインチョコ

俺は、アルバイトをしながらお笑い芸人を目指している。 二年前は教師を目指して猛勉強し大学に入学できたが、大学一年の冬に芸人になりたい夢が、どうしてもあきらめられず大学を中退してしまった。 両親は二人とも教師で兄も昨年大学を卒業して教師になっ…

結婚式の誓いと浮気の疑惑

誓いの言葉1、互いに嘘、いつわりなく誠実であること2、互いの両親、友人を大切に思うこと 3、互いを信じ合い、助け合い、愛し続けること4、互いに出来る限り今の体型をキープすること5、ケンカをしても、すぐに仲直りすること6、今日の日の感謝を一生…

小説を読んでる時に見つけた真贋(しんがん)とは?

薬丸岳「刑事のまなざし」より小説を読んでいると、知らない言葉にぶつかることが頻繁にあります。 せっかく出会った言葉をそのまま見逃すのはもったい。調べることで、自分のものになる。 ただ、瞬きひとつせず、有香がした話の真贋(しんがん)を見抜こうと…

刑事のまなざし 薬丸岳 名言集

小説を読んでいると、作品のなかに作者のメッセージがいくつも出てきます。 そんなメッセージの中で心に残る言葉、名言集です。 刑事のまなざし 薬丸岳 「なあ、吉沢ーー」 吉沢は夏目に視線を向けた。 「信じるってのは、何も今目の前にあることだけじゃな…

小説を読んでる時に見つけた鬱蒼(うっそう)とは?

小説を読んでいると、日常では使わない言葉を目にすることが度々あります。 ストーリーの流れや漢字をみると、なんとなく意味は理解できます。なので、そのまま読み進めてもよいのですが、調べてみるのもよいかなと思います。 その言葉ならではの微妙なニュ…

小説を読んでる時に見つけた喧喧囂囂(けんけんごうごう)とは?

共犯者(小杉健治)に出てくる難しい言葉喧喧囂囂とは、どんな意味『共犯者』のなかではこんな風に出てきました。 「三島か静岡ですか」 「温泉地に身を潜めるのは男ひとりじゃ目立つかもしれないな」 「瀬崎はどこか別荘を持っているってことはないか」 「う…

小説を読んでる時に見つけた尾籠(びろう)とは?

普段使わない言葉 尾籠(びろう)小説には普段使わないような言葉が出てきます。ほとんどは、何となく理解して読み進めてしまうのですが、せっかく出会った知らない言葉、文字をそのまま素通りさせるのももったいないです。 昔と違って、今は簡単に検索できま…

礫(つぶて)とは?

森沢明夫さんの「たまちゃんのおつかい便」に出てきました。 シャーリーンの唇からこぼれ出た「娘」という単語は、わたしの胸の浅いところで冷たい礫(つぶて)のような違和感となって、ころりと転がった。 義理の母親、フィリピン人のシャーリーンが、「娘が…

残滓(ざんし、ざんさい)とは?

森沢明夫さんの「たまちゃんのおつかい便」に出てきました。 シャーリーンの手の動きが止まり、背中から離れた。違和感の残滓(ざんし)は、しばらく残っているだろう。でも、気にしないことにする 主人公のたまちゃんが、手術をしている父親を心配している時…

既視感(きしかん)とは?

小説を読んで知る言葉 既視感(きしかん)小説を読んでいると、はじめて目にする言葉にぶち当たります。 前後のストーリーや漢字から何となく想像しながら、読み進めることがほとんどですが、少し立ち止まって調べてみるのも小説を読む上でプラスになります。 …

おすすめ小説を読もう 友罪 薬丸岳

友罪 薬丸岳益田純一はネットカフェ生活から抜け出すために寮のある工場の面接を受け採用された。同時に、自分と同じ歳の鈴木という男も採用された。寮生活をはじめた二人だが鈴木は、寮の仲間と接しようとしない。寮の仲間と鈴木の関係が悪くなり益田はそれ…

薬丸岳さんの「友罪」から学ぶ表現、描写

友罪 薬丸岳 鈴木はからだを小刻みに震わせながら、ロボットのようなぎくしゃくした動きでおにぎりをちぎると遠くに放った。 最初は苦手に思っていた駅前のけばけばしい風景も、肩を寄せ合うように屹立(きつりつ)するビルの群れも、今では心地よく感じていた…

田中経一さんの「逆流」から表現を学ぶ

逆流 田中経一 しかし、ここから先、自分がやらなくてはいけない作業を思い描くと、身体全体がこわばる。口の中に苦いものを感じた。胃袋が経験したことのないほどの収縮をはじめ、胃液が食道を通り押し出される。 自分を落ち着かせるため、勅使河原は目を瞑…

おすすめ小説を読もう 逆流 田中経一

私の好きな田中経一作品逆流あらすじ勅使河原は小さな芸能事務所社長で、所属するタレント弓月苺が誘拐された。弓月苺は強運の持ち主で、何もかもがうまくいきすぎて、CMや映画の出演を決めていった。 勅使河原は三ヶ月ほど前から、記憶から過去の出来事がぽ…

⑦婚カツ屋という名のちょっと変わった結婚相談所

www.syosetsu.work ラーメン屋「サントゥール」店長 鶏ガラをふんだんに使い、じっくりと煮込んだ黄金色のスープがてらてらと輝いている。その中にストレートの細麺が気持ち良さそうに浮かぶ。鶏ムネのチャーシューが上品に横たわる。こんなラーメンを目にし…

③『婚カツ屋』という名のちょっと変わった結婚相談所

sujya.hatenadiary.jp 島崎康史 面談「そんな事に協力出来るわけないです。それって詐欺じゃないですか」 俺はテーブルを叩き、前に座る男を睨み付けた。声が震えてしまった。自分でもビックリするくらい、大きな声になった。それなのに、前に座る男は、平然…

①『婚カツ屋』という名のちょっと変わった結婚相談所

私の作ったオリジナル小説です榊原早苗 郵送で取り寄せた十社の結婚相談所の資料をフローリングの床に広げたまま、わたしは、腕組みをして、ため息をついた。疲れた目頭をおさえ凝り固まった肩をぐるりとまわした。せっかくとった有給をこのまま無駄に過ごし…

②婚カツ屋という名のちょっと変わった結婚相談所

sujya.hatenadiary.jp 榊原早苗 婚カツ屋に訪問してから二週間が経つが、その後何の連絡も無かった。期待したわたしがバカだったかなと諦めかけた頃にメールが届いた。件名は『至急』となっていた。少しだけ期待してメールを開いた。 『相手が見つかった。都…