小説に興味を持ってから人生が楽しくなった

読書が苦手だった私が、五十歳を過ぎてから、急に読書が好きになった。そのおかげで人生が豊かになった気がする。これからもっと読書が好きになれるように、人生が楽しく豊かになるように

どこ見てんだ


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「君は何で上ばかり見てるの? 上を見ても、何にもないでしょ」
「いいや、上を見れば空が見えるよ。雲もあれば太陽もある。夜なら月や星も見える」
「まあ、そうだろうけど、そんなもの見てもしかたないじゃない」
「そんなことないよ、俺は空を見れば、夢や希望に向かって突き進める気がするんだ。特に真っ赤に燃える太陽は、希望と勇気を与えてくれる気がする」
「ふーん、そんなものかな」
「お前こそ、下ばかり見てるけど、ゴミや吸殻ばかり見つけるだけで、意味ないだろ」
「そんなことないよ。地面が濡れていたり段差があっても気付くから、すべったり、転んだりしなくてすむよ」
「ふーん、意味ない気がするけどな」
「足元がしっかりしてないといけないんだよ。地に足をつけろって言われるだろ」
「でも、楽しくなさそうだし」
「たまにお金を見つけるよ」
「それは、嬉しいかも、でも、夢や希望は感じないな。俺は上ぱかり見る方が幸せになれると思う」
「そうかな、僕は下ばかり見た方がいいと思うけどな」
『ドーン!』
「危ねえな、気を付けろ、どこ見て歩いてんだ」
「上ばかりです」
「下ばかりです」