小説に興味を持ってから人生が楽しくなった

読書が苦手だった私が、五十歳を過ぎてから、急に読書が好きになった。そのおかげで人生が豊かになった気がする。これからもっと読書が好きになれるように、人生が楽しく豊かになるように

ミステリー小説を読もう 十角館の殺人 綾辻行人

十角館の殺人 綾辻行人

あらすじ
半年前、凄慘な四重殺人の起きた島に、大学ミステリー研究会の七人が訪れる。島に立つ奇妙な建物「十角館」で彼らを待ち受けていた、連続殺人の罠。生きて残るのは誰か? 犯人は誰なのか?

私の勝手な感想
うーん、盛り上がらなかった、というのが感想。人気がある作品なので、私が変なのかもしれませんが、最後まで期待しながら読みましたが……、ちょっと残念!

書き出し
 夜の海。静寂の時。
 単調な波の音だけが、果てしない暗闇の奥から湧き出してきては消える。
 防波堤の冷たいコンクリートに腰掛け、白い呼気に身を包みながら、彼は独りあまりに巨大なその闇と対峙していた。
 もう何ヵ月もの間、苦しんできた。もう何週間もの間、思い悩んできた。もう何日もの間、同じことばかりを考え続けてきた。そして今や彼の意志は、ある明確な形をもって一つの方向へと収集しつつあった。
 計画は既に出来上がっている。そのための準備もほぼ整えてある。あとはただ、彼らが罠に捕らえられるのを待つだけだ。

第一章 一日目・島
 角島に行った大学ミステリー研究会七人の会話に、今一つ入り込めなかった。ページが進まないので、昔の私なら挫折したかも。
第二章 一日目・本土
 角島に行かなかった江南孝明と守須恭一の元に、去年、角島で起こった四重殺人で死んだはずの中村青司から手紙が届いた。そこには、『お前たちが殺した千織は、私の娘だった。』と書いてあった。
 中村千織は彼らと同じ大学で、新年会の三次会で死んだ。
 手紙について調べるために、江南は中村青司の弟、紅次郎を訪ねた。すると紅次郎の元にも同じような手紙が届いていた。そこで紅次郎といっしょにいた島田と知り合い二人で、このミステリーを調べはじめる。ミステリーらしさがでて面白くなってきました。
第三章 二日目・島
 角島に渡った大学ミステリー研究会七人の話に戻る。
 角島の十角館で過ごす七人の前に奇妙なことが起こる。殺人を予告する七枚のプレートが知らない間にテーブルに置かれてあった。悪戯なのか、それとも殺害予告なのか……、皆がそれぞれに推理をする。
第四章 二日目・本土
 江南と島田は、角島で起こった四重殺人事件の後、行方のわからなくなった庭師吉川誠一の妻政子に会いに行く。吉川は事件の後、行方がわからないので、四重殺人の犯人ではないかと思われていた。
 そこで妻政子から、中村青司は本当は財産はなく、娘の中村千織を可愛がっていなかったのだと聞かされる。
第五章 三日目・島
 ついに島で一人目の被害者が出た。殺害方法は絞殺、そして左手首が切り取られていた。去年、この島で起こった四重殺人事件の被害者の一人、中村和枝と同じような殺害方法だった。
 その後二人目の被害者が出た。
 二人目は毒殺だった。七人のうち二人が殺され、残り五人の中に犯人がいるのか?それとも、この島のどこかに第三者が潜んでいるのか、五人は推理する。隣にいる仲間だと思っている者が犯人かもしれないと思いながら。
第六章 三日目・本土
 本土では江南と島田が中村青司が生きているのではないかと推理する。中村青司が生きていて娘の復讐をしようとしているのではないか、と推理する。
第七章 四日目・島
 犠牲者が二人出て、角島に残された五人は、この中の誰が犯人なのかと疑いながら過ごす。
 しかし、推理するうちに、犯人は去年四重殺人事件で殺されたはずの中村青司ではないかと推理する。本土と同じように中村青司は生きていているのではないかと思いはじめる。
 四重殺人のあった青屋敷の焼け跡を調べると、地下室を見つける。最近、人のいた気配があった。やはり中村青司が生きている。
第八章 四日目・本土
 江南と島田も角島の四重殺人の犯人は中村青司で、行方不明の庭師吉川を自分の身代わりに殺害したと推理した。中村青司の弟の紅次郎をたずねる。そこである事実を聞かされる。
第九章 五日目
 島では第三、第四の被害者が出た。毒殺と撲殺だった。残された三人は、それぞれ隣の男が犯人ではないかと疑りながら、推理を働かせる。
第十章から第十二章まで
 また、殺人事件が起こり、警察が動く。
 犯人は誰だったのか?動機は?
 十章から謎がとけていく。