小説に興味を持ってから人生が楽しくなった

読書が苦手だった私が、五十歳を過ぎてから、急に読書が好きになった。そのおかげで人生が豊かになった気がする。これからもっと読書が好きになれるように、人生が楽しく豊かになるように

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共犯者 検事・沢木正夫
小杉健治

あらすじ
カルチャーセンターの学長辻川義和が刺殺された。講師の瀬崎には動機があった。藤木令という女性講師との関係や仕事のトラブルなどだ。しかし、瀬崎には殺害時間に藤木令と会っていたという完璧なアリバイがある。沢木検事は、実行犯が別にいて、瀬崎が殺害を依頼した可能性があると考えたが、実行犯も浮かんでこない。
沢木検事は一から白紙にして考え直した。そこで気づいたのは、犯人は瀬崎だが、そもそも動機が間違っていたのではないかと調べ直す。瀬崎が隠していた本当の動機とは? 共犯者の存在は?
書き出し

 店内の照明がいつになく暗く感じる。、だが、天井から射す細かな明かりが目に入ると眩しい。足元は毛足の長い絨毯を踏んでいるようで頼りない。やはり緊張しているのかもしれない。

第一章 雷鳴
カルチャーセンター学長の辻川義和が何者かに殺害された。警察は女性関係や仕事のことで動機のあるカルチャークラブの講師瀬崎勝が犯人ではないかと疑うが瀬崎には完全なアリバイがある。
その時間は同じ講師の藤木令とホテルのラウンジにいた。沢木検事や警察は実行犯が別にいると疑うがその証拠はなにもない。
瀬崎は自分に疑いが向けられることは、予測していた。
ある事情から辻川殺害の早い時期には瀬崎が疑惑の人間になる必要があった。
第二章 復活
瀬崎には動機があり、犯人に間違いないはずだが、状況証拠だけで物的証拠がなく、共犯者に殺害を依頼したと思われたが、その実行犯も見つからない。
実行犯はすでに瀬崎に殺害されているのではないかと沢木検事は疑う。
沢木検事は、あることに気付いた。瀬崎は動機を計算してわざと疑いがかかるようにしたのではないか。その動機だと捕まらないことを計算しているのだ。本当の動機は別に隠されている。
瀬崎の前に殺害したはずの実行犯の梅津洋介が現れた。梅津は記憶喪失で畑次郎と名乗っていた。
第三章 密告
瀬崎は畑次郎に近寄って、本当に記憶喪失なのかをさぐる。
沢木検事は瀬崎の本当の動機をつきとめようと動き、それに近付いていく。
第四章 動機
本当の動機が明らかになり、共犯者の存在もみえてくる。