小説に興味を持ってから人生が楽しくなった

読書が苦手だった私が、五十歳を過ぎてから、急に読書が好きになった。そのおかげで人生が豊かになった気がする。これからもっと読書が好きになれるように、人生が楽しく豊かになるように

刑事のまなざし 薬丸岳 名言集

小説を読んでいると、作品のなかに作者のメッセージがいくつも出てきます。
そんなメッセージの中で心に残る言葉、名言集です。

刑事のまなざし 薬丸岳

「なあ、吉沢ーー」
 吉沢は夏目に視線を向けた。
「信じるってのは、何も今目の前にあることだけじゃないんじゃないかな」
 その言葉に心を鷲づかみにされた。
 たとえ今がどうであったとしても未来の可能性を信じろと夏目は言いたいのだろう。
「そうだよな……」
 夏目は信じているのだ。たとえ今は意思の疎通ができなくても、笑顔を見ることができなくても、どんなわずかな可能性であっても、いつか自分の娘が元気になることを信じている。

吉沢が息子隆太の最近の行動に不信感をもち、犯罪に手を染めているのではないかと心配する。隆太を信じたいが信じられないことで苦しんでいたが、隆太から聞き出す勇気もない。そんな葛藤で苦しんでいる時に親友の夏目が放った言葉
夏目の娘は植物状態だが夏目は信じている。