小説に興味を持ってから人生が楽しくなった

読書が苦手だった私が、五十歳を過ぎてから、急に読書が好きになった。そのおかげで人生が豊かになった気がする。これからもっと読書が好きになれるように、人生が楽しく豊かになるように

森沢明夫さんの水曜日の手紙

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感想
森沢明夫さんらしい作品で、胸が熱くなるシーンやほっこりするシーンがたくさんあってよかったのですが、幸せになるための法則が満載すぎて押し潰されそうに感じてしまいました。そう感じてしまう私は、心が荒んでいるのかもしれません。
特に、二章今井洋輝の灯台、五章今井洋輝の遺書は、なぜか今井洋輝の幸せなシーンにイラつきを覚えてしまいました。今井洋輝に対する私の妬みなんでしょうね。こういう気持ちが幸せになれないところかも。

あらすじ
水曜日の手紙とは、水曜日に自分が何をして、何を思ったかを手紙にしたためて水曜日郵便局宛てに送ると、全国から集まったそれらの手紙を局員さんがシャッフルして見知らぬ誰かに送る。
そこに手紙を出せば、見知らぬ誰かから手紙が送られてくる。見知らぬ誰かと手紙を交換できるサービス。

井村直美は普通の主婦でいろいろと悩みを抱えている。友人の詩織の優雅な生活に妬み、心が荒んでいく。自分は夢をあきらめ家族のために生きているのにと。そんな時に水曜日の手紙のことを知り思いきって手紙を出す。

今井洋輝は友人がフリーランスとして活躍するのを羨ましく思う。自分には婚約者がいるので、そんな不安定なことはできないと思っているが、本当は絵本作家になりたかった。夢をあきらめかけていた時、水曜日の手紙のことを知り、手紙を出した。

光井健二郎は水曜日郵便局で働く局員だ。妻は震災で亡くし、父娘の二人暮らし。
娘も高校生になり進路で悩む時期だ。娘が東京の学校に行きたいと言っていたと、知り合いから聞かされる。娘の夢のためだからと応援しようとするのだが、娘は父親を残すことや家計のことで悩む。
父娘に少し亀裂が入ったとき、光井は水曜日の手紙の仕分け作業で井村と今井の手紙を見つける。
この二人の手紙を交換してあげよう。そしてこれを娘に読んでほしい、そう思った。